回復期リハビリ病棟の働き方

回復期リハビリテーション病棟にはどんなところ?

脳卒中などの脳血管疾患や、大腿骨などの骨折、外傷などによって脳や脊髄を損傷された患者さんが、日常生活動作(ADL)の改善を目的としたリハビリテーションを集中的に行う病棟のことです。
通常は、一般病棟から転院される患者さんが多く、寝たきりを防止し、よりスムーズに在宅復帰する為に入院する病棟と考えて頂くと分かりやすいと思います。

一般病棟との比較

一般病棟と最も違うところは、回復期リハビリテーション病棟で治したいのは病気ではなく「障害と日常生活動作(ADL)です。最終的には「自宅へ退院(在宅復帰)する」ことを目標としています。
例えば、食事量が少ない片麻痺の患者さん、食事のトレーを前に出しても1口2口で「もういらない」と食事を止めてしまう。
自力でご飯を食べることができるようになって、栄養を取らなければ、自宅に退院できない・・・そんな困った状況は皆さんも経験があると思います。
回復期リハビリテーション病棟で働く看護師は次のように看護を展開していきます。
まず、できるだけ自分で経口摂取する為に何ができるのか?を考えていきます。
点滴・経管栄養は極力使いません。
なぜ食欲がないのか? そもそも食形態や食器は患者さんに合っているのか?
どのような介助をすれば食べることができるのか?
車椅子上での座位姿勢は安定しているか?などをアセスメントしていきます。
脳卒中片麻痺では、使える食器が限られていたり、麻痺の為に嚥下や姿勢の保持が上手くいかない、高次脳機能障害による視覚的認知の低下などが原因となり、食事量が進まないことも要因として上げられます。
そういった考えられる原因に対して、姿勢の調整や食形態の検討、介助方法の見直しなどの具体的なアプローチを行っていきます。
このようなアセスメント・アプローチは、看護師だけでなく、リハビリの専門スタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)と連携・相談しながら行っていきます。

一人の患者さんをチームでサポート

基本的に回復期リハビリテーション病棟では、1人の患者さんに対して他職種チーム(リハビリ専門医・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療ソーシャルワーカー)として関わり、定期的なチームカンファレンスで連携・相談していくという特徴があります。
チームの中でも最初の問題提起は、やはり看護師による観察から出てくるもので、看護師の存在は特に大きいものだと思います。他にも、
・立てなかった患者さんが立てるようになった、オムツを外してトイレでの排泄を進めていこう。
・椅子に座れなかった患者さんが座れるようになった、機械浴を止めて浴室でシャワー浴を行っていこう。
といったように、看護師は患者さんの回復状況を常に観察し、ADLを向上させるよう積極的にアセスメントとアプローチを繰り返していきます。

リハビリ病棟で働くメリット

働くメリットとしては、一般病棟や療養病棟と比べて回復期リハビリテーション病棟の患者さんはリハビリテーションができるぐらい安定していますから、急変や死に直面することは少ないです。
多くの患者さんが入院中に身体機能が高くなっていくので、看護師としての精神的な負担や疲労感は少ないです。
次に、検査の回数や点滴管理、手術や処置、難しい機器の管理などが少ない為、ゆっくりと仕事ができます。
患者さんの入退院の頻度も一般病棟(急性期病院)ほど多くありませんので、書類作成に追われることも少ないです。ゆとりのある時間は、患者さんとのコミュニケーションや精神的ケア、カンファレンスに使えます。

風通しの良い職場が多い

最後に、上記にも記載しましたが、チームで連携・相談しながら仕事を進めていく為、交流関係が広がります。
職場の人間関係がギスギスしていることってありませんか?
看護師同士だからこそ、考えが衝突してしたり意見が割れることってあると思います。
職場の雰囲気が悪くなると仕事も辛いですよね。
しかし、そこに他職種が介入してくることで、それぞれの専門分野でまた違った考えや意見が出てくるため、問題解決がスムーズになります。
雰囲気も、看護師だけの職場とはちょっと違って和やかな印象があります。
他職種の友達が増えることも嬉しいポイントです。

リハビリ病棟で働くデメリット

デメリットは、介助でトイレに行く患者さんが多い為、ナースコールが昼夜共に多い傾向にあります。
また、車椅子への移乗、排泄や入浴介助が必要な患者さんがいる為、肉体労働が多くなります。
急性期よりも少し動ける患者さんが多いので重度な介助は必要ありませんが、介助の頻度としては増えますので、体力的に自信がない方は少しきついと感じるかもしれません。
次に、患者さんのADLが改善していく段階で、一人で歩行したり、車椅子に移乗し始めることで、どうしても転倒事故の頻度が他病棟と比較して多いと思います。
特に夜勤の時などは、スタッフが少なくなる為、転倒に注意が必要となります。
転倒リスクについては、常に他職種チームのカンファレンスで話し合って対策を立てるので、一人で思い悩むということはあまりありませんので、安心してください。

リハビリ病院の検索結果

静岡・静岡市の看護師求人・転職情報なら「看護師求人センター静岡」求人数常時1000件以上。法人の基本情報から給料等待遇、マル秘情報まで、あなたの知りたい病院、施設の情報を調べ放題! お一人での転職活動に不安があれば、お気軽にご相談ください。

トップページへ

トップへ戻る